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みなさん、こんにちは。
みなさんは今の自分のキャリアに満足していますか?
はい、きっと「大満足!」という人は、このブログを読んでいないと思います…
誰でも多かれ少なかれ、理想と現実とのギャップに悩んで、突き抜ける方法を模索しているはずです。
今日は、理想のキャリアを手に入れるヒントについて、お話したいと思います。
理想に到達するためには、綿密なキャリアプランを立て、忠実に実行するのが近道のように思われます。
例えば「経営企画のスペシャリストになりたい」「年収1千万超えを目指したい」といった理想があったとして、そのためには、目標から逆算して「ビジネススクールで勉強してMBAを取る」「〇歳までには管理職を経験して、給与水準の高い同業他社に転職する」など、具体的な時期や目標を決めていくことです。
ところが、とにかく変化の多いこのご時世、一生懸命頑張ったとしても、せっかく立てたプランがその通りに進むという保証はありません。
もちろん、努力によって成功することは多々ありますし、理想をかなえるために努力することは不可欠です。
しかし、頑張りだけではどうにもならないことが、この予測不可能な時代には多すぎるのです。
MBAを取れたとしても、管理職になれたとしても、会社の方針が変わって予期しない部署移動を命ぜられたり、はたまた安泰だと思っていた会社がつぶれてしまったり、といったことは、容易に想像できる事態です。
そんな、ピンチとも思える出来事を、積極的に活かして、キャリアを充実させよう、という考え方が「計画された偶発性(Planned Happenstance)」という理論です。
これは、スタンフォード大学のJ・D・クランボルツ教授らによって提唱された理論です。
クランボルツは、さまざまな分野で活躍する労働者に対しインタビューを行い、彼らの来歴についての膨大な情報を集めました。
その結果、個人のキャリアの8割は、予期しない偶然の出来事によって決まっていることを発見しました。
そのうえで、満足度の高いキャリアを築いている人には、共通する特性があることを見出したのです。
その特性とは、次の5つです。
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1.好奇心があること
…未知のものにも興味を持って、取り組んでみること。未経験のことも、チャンスが巡ってきたら、とりあえずやってみる姿勢を持つこと。
2.持続性、粘り強さがあること
…ネガティブな出来事があっても、望んだものをあきらめないこと。
1回の挑戦で終わらず、何度もチャレンジし続けること。
3.柔軟に物事をとらえること
…将来を決めつけすぎないこと。
可能性の範囲を狭く限定してしまうのではなく、幅広い選択肢をオープンにしておくこと。
4.楽観的であること
…考えすぎたり、くよくよしすぎたりしないこと。
「どうにかなる」とどっしり構えること。
5.リスクを取れること
…何かを得るためには、何かを失う恐れがあると覚悟すること。
失うことを恐れるあまり、挑戦を避ける姿勢をやめること。
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以上のような特性を身につける(=計画的に)ことで、偶然の出来事を強みに変えよう、というのが、クランボルツの考え方です。
例えば、知人にこんな体験をした人がいます。
彼は、大手自動車メーカーの技術職として入社しました。
当時、そのメーカーはいくつかのヒット作を生み出しており、彼もまたそんな自動車を作る一員として、自分の仕事に誇りをもち、順調なエンジニア人生を歩んでいました。
ところが、時代の変化とともに、モノよりもサービスや情報の価値が高まり、メーカーにとっては受難の時代を迎えます。
ライバル企業との競争も激しくなってきたため、生き残りをかけた大胆なリストラや配置転換が行われるようになり、ついには彼もエンジニアのポジションを追われることになってしまいます。
彼に与えられた新たな役割は人事です。
現場経験を活かして、会社の次世代を担う人材を育ててほしい、というのが、彼に課せられたミッションです。
最初でこそ、エンジニアのキャリアが絶たれたショックと悔しさで打ちひしがれていた彼ですが、ひとしきり悩んだ後は、さっと気持ちを切り替えました。
せっかくやるなら、徹底的に人事の仕事を学んで、社員一人一人に寄り添い、個々の能力をのびのびと活かせるような組織づくりをしよう、と決めたのです。
彼は、キャリアコンサルタントの勉強を始め、資格も取得しました。現場でも、積極的に知見を活かし、前向きに、一生懸命社員と向き合いました。
そして、その会社で求められる役割を全うしたのち、今では人事コンサルタントとして独立し、充実した日々を送っています。
今の時代、誰にとっても、思いがけない出来事は、高い確率で「起こりえるもの」です。
しかし、とらえ方や対応のしかたを身につけ、その出来事を前向きに活かすことで、それまで思いもよらなかった形で、より充実したキャリアへの道筋を作ることも可能なのです。
まさに「ピンチはチャンス」というわけですね。