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今回のテーマは、「人間関係に強くなること」。僕が見聞きする限り、自分は人間関係に強い!自信がある!と確信を持って言える人って、そんなにいないんじゃないかと思います。
とくに、ビジネスの場面では、苦手な人と接することも多々ありますね。上司や顧客のキーパーソンが、苦手なタイプだったりすると、もう泣きそうになってしまいますが、そんなときでも、できる限りストレスを受けず、気分良く付き合える方法があるのです。
今日はその方法、「アサーション」という考え方について、ご紹介したいと思います。
目次
アサーションとは?
人間関係がストレスになるのは、どんなときでしょうか。
たとえば、相手と自分の意見が食い違うとき、性格や考え方の合わない相手の言動が気になるとき、相手に自分の思いが伝わらなかったり、誤解されてしまうとき、、、などでしょうか。
そんなときに役立つのが「アサーション」です。
アサーションとは、自己表現の形のひとつ。自分の考えや気持ちを率直に伝えると同時に、相手の考えや気持ちも尊重する、といった姿勢や態度、言葉かけの総称です。
「自分と相手の意見が食い違ったとしたら、どっちかが折れるしかないんじゃないの?両方とも通すなんて無理なのでは?」
そんな声も聞こえてきそうですが、お互いを尊重するというのは、どちらの意見もそのまま採用する、ということではありません。お互いが歩み寄って、どちらにとっても納得できる落としどころを探していく、というイメージです。
自己表現の3つのタイプ
たとえば、友達のAさんと食事に行くとします。今日のあなたは少し胃腸の調子が悪く、あっさりしたものが食べたいと思っています。そんなときAさんが「焼肉が食べたい!」と言ったら、あなたはどうしますか?
ストレートに本音を言ってしまうと「いやムリ!」となりますね。体調の悪さのあまり、つい感情的に「絶対やだ!人がツライ思いしてるのに勘弁してくれ!」と反応してしまうかもしれません。このような自己表現を「攻撃的」な自己表現と呼びます。
あるいは、断って気を悪くさせたくないという思いから、体調の悪さをおしてOKしてしまう人もいるでしょう。「僕もそう思ってた!行こう行こう」などと、心にもない言葉でサービスしてしまったり…。このような自己表現は「非主張的」な自己表現と呼びます。
いずれも、一時的にその場はおさまるかもしれませんが、長い目で見た場合はどうでしょうか?
攻撃的な態度やもの言いを続けていれば、「キツイ」「話を聞かない」「わがまま」などとみなされ、周囲から人が離れてしまうことになりかねません。
また、非主張的な人の場合、相手は心地よくいられますが、自分の思いをないがしろにし続けることで、人間関係に疲れ、自分から人と距離を置いてしまったり、ストレスでつぶれてしまったりする恐れがあります。
そこでアサーションです。自分もAさんも心地よい表現とは?たとえば、以下のような言い方ではいかがでしょうか?
「実は昨日食べ過ぎて、今日はちょっと胃がもたれてつらいんだ、ごめん、肉が食べたいなら、焼き鳥なんかはどう?焼肉は、この前おいしい店見つけたから、来月にもまた行こう!」
自分の気持ちを率直に伝えながら、相手の気持ちにも目を向け、相手の望みもかなう方法を提案しています。このように、アサーションを満たす自己表現のことを「アサーティブ」な自己表現といいます。
じょうずな自己表現のコツ
アサーティブに意見や気持ちを伝えるには、ちょっとしたコツがあります。
先ほどの、食事の誘いに対するアサーティブな返答を、もう一度見てみましょう。
「①実は昨日食べ過ぎて、②今日はちょっと胃がもたれてつらいんだ、ごめん、③肉が食べたいなら、焼き鳥なんかはどう?④焼肉は、この前おいしい店見つけたから、来月にもまた行こう!」
この返答は、次のような組み立てになっています。
①Describe(描写)…自分の状況や相手の行動を、客観的に描写する
=昨日食べ過ぎた
②Express(表現)…①に対して、自分の気持ちや感情、または相手の気持ちへの共感を表現する
=①によって、胃がもたれてつらい
③Specify(明示、はっきりと示す)…①、②を受けて、明確で具体的な提案をする
=肉がいいなら、焼き鳥はどう?
④Chooose(選択)…③に対する相手の反応を予測して、OKだったとき、NGだったとき、それぞれの自分の言葉や行動を考える
=(OKのとき)焼肉はまた来月行こう (NGのとき)今日はいったん出直す など
これらは、頭文字をとって「DESC法」と呼ばれています。DESCに沿って、相手に伝えることを組み立てていくと、お互いの齟齬を、争うことなく建設的に解決する糸口が見つかります。アサーティブに会話をするために、とても役立つ方法です。
ここで注意したいのは、自分の気持ちや感情を伝えるときの言葉です。
例えば、スマホゲームに夢中で話をなかなか聞いてくれない恋人に対して、何かひとこと言うとしたら…
A「ずっとゲームに夢中だね、あなたは私の話なんか聞きたくもないのね!」
B「ずっとゲームに夢中だね、話を聞いてくれないのはさみしいな…」
感情だけにフォーカスすれば、Aにも十分共感できますが、この場合、恋人が反省して自分の方を向いてくれそうなのは、Bのセリフだと思います。
二つのセリフの違いは、後半部分の主語が、それぞれ「あなた」と「私」になっていることです。
「あなた」が主語の場合のセリフは、話を聞いてくれないあなたはひどい!と相手を責める内容になっています。これに対し「私」を主語にした場合は、「さみしい」と自分の素直な気持ちを、相手に率直に伝えており、その後どんな行動をとるかは、相手の選択にゆだねられているので、二人の関係が前向きに発展していく可能性が高いのです。
「私」を主語にすることで、自分の素直な感情を大事にするとともに、相手を尊重する姿勢を伝えることができ、良好な人間関係を保つことができるのです。
ビジネスにどう活かす?
ビジネスシーンでは必ずしも、同僚や上司・部下、顧客と親密になることは求められません。あくまで、業務遂行のための協力体制を作ることが、ビジネス上の人間関係です。
しかし、人間同士が関わる以上、お互いの「感情」が動くことはどうしても避けられません。それが良いものであれ、不快なものであれ、感情によって行動が支配されてしまうことは、ビジネスシーンでもよくあることです。
アサーションは、そんな「感情」を客観的にとらえることで、冷静な判断と適切な行動を促し、ビジネスをうまく進めるのに役立ちます。
例えば、仕事の納期をなかなか守ってくれない同僚がいたとします。先ほどのDESC法を使って、次のようなセリフはいかがでしょうか。
「(①Describe)先週お願いした企画書なんですけど、明後日までに課長に報告することになってるんです(②Express)課長からかなりせっつかれてしまってて、私もちょっと焦ってるんですね(③Specify)途中経過だけでも、今報告もらえませんか(④Choose)もし思うように進まないなら、私も少し手伝いますから」
なるべく急いでほしい、という相手への要望のベースは、自分の「焦り」という感情です。それを客観的にとらえ、「私」を主語にしたメッセージで表現することで、相手を責めず、適切に要望を伝えることができます。
まとめ
アサーションでは、自分の感情を押し殺すのではなく、むしろしっかりと見つめ、的確な方法で表現することが求められています。同時に、相手への配慮も示し、お互いが快適でいられる関係作りを目指しています。
それは、人間関係からくるストレスを抑えることにもつながっていきます。
人間関係は複雑で難しいものですが、考え方、とらえ方ひとつで、ずいぶん気楽さが違ってくるものではないでしょうか。ぜひ、日常生活やビジネスに、アサーションを取り入れて、快適な人間関係をめざしてほしいと思います。