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目的と目標と手段

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巷でよく耳にするこの言葉、説明出来ますか?

もはや常識にもなっているこの言葉、あまり馴染みがないという方はぜひ参考にしていただければと思います。

 

目的は「いつか辿り着きたい到達点」

 

目標は「目的を果たす為に達成すべき事柄」

 

手段は「目標を達成する為にやるべき事」

 

を指します。

 

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目次

 

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それではなぜ目的、目標、手段を分けて考えるのか?それは目標、もしくは手段が目的になってしまう事がよくあるからです。(詳しくは後述します)

通常、目的はひとつの事柄に対してひとつ、目標と手段は複数あります。(諸説あると思いますがここでは割愛します)

例えば、地域の惣菜店を例にあげますと、(事業)目的が「安心安全な惣菜の販売を通じて地域の食生活を豊かにする」であるとすれば、目標は「売上〇〇万円」「来店客数〇〇人」「食品事故ゼロ」、手段は「チラシ販促」「商品開発(メニュー開発)」「衛生教育」などとなります。

また、高校野球を例にしますと、目的は「教育(人間育成)」、目標は「甲子園出場」、手段は「バッティング練習」「守備練習」etcとなります。

 

それではビジネスシーンではどうでしょう?

(いずれもひとつの例です)

  • 道路工事を請け負う建設会社の営業マンの場合

道路工事を通じて地域の暮らしをより良くする事が目的、○○円の売上を上げる事が目標、どの様に営業活動をするかが手段となります。

  • チェーンストアの店長の場合

店舗営業を通じてお客様、従業員を幸せにする事が目的、売上○○円、利益××円を達成する事が目標、販促や商品構成の検討が手段となります。

  • チェーンストアの経理部門の場合

店舗(または会社)に必要な数値(情報)を開示する事により事業目標達成に必要な存在となる事が目的、毎月○○日までに月次決算業務を完了させる事が目標、どの様な資料を作成するかが手段となります。

しかし、先の通り目的、目標、手段に対して間違った解釈をしてしまう事がしばしばあります。目標、手段があたかも目的かの様な認識にすりかわってしまうのです。よくありがちなのが、「数値目標」が「目的」になってしまうケースや「やる事」(手段)が「目的」になってしまうケースです。売上目標を達成する事が目的になってしまうと数値(売上等)さえ上がればなんでも良し、手段が目的になってしまうとやれば良しになってしまいます。

 

具体例で見て行きます。

 

例えば先の“地域の惣菜店”の例では、「安心安全な惣菜の販売を通じて地域の食生活を豊かにする」と言う(事業)目的があるにもかかわらず売上などの数値目標を上げる事が目的となってしまうと、本来の目的である「安心安全」の部分が蔑ろになってしまいます。

高校野球の例では部活動を通じて人間育成をする事が目的なのに、甲子園に出場する事が目的となってしまうと、本来の目的である「(野球を通じた)教育」が蔑ろになってしまいます。

惣菜店の場合は「売上さえ上がればOK」になってしまい衛生管理が疎かになってしまうでしょう。

また野球部の場合は「勝てればOK」になってしまい人間育成どころの話ではなくなりそうです。

 

この様に目的、目標、手段をきちんと認識して行動するは次の「目標管理」の為にも非常に重要です。

むしろ、目的がきちんと設定できれば目標の設定は簡単で、目標の設定が出来ればおのずと「やるべき事=手段」が見えてきます。

大きな仕事、小さな仕事、様々ですが、何か仕事をする時にはぜひご自身に問いかけてみてください。

「その仕事の目的は何ですか?」

 

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目標管理

皆さんの目標は何ですか?

 

唐突ですが、ある5000m級の山を登山します。その山は麓から山頂にかけてチェックポイントが①~⑤まであるとします。

(①→②→③→④→⑤→山頂の順に登って行きます)

 

あなたはどの様にスケジュールを決めますか?

 

A 麓側のチェックポイント①から②③④⑤の順に到達目標を設定するタイプ

B 山頂への到達目標を立て、その後⑤④③②①と順に到達目標を設定するタイプ

 

この2タイプに分かれると思います。

(一気に登る派はここでは割愛させて頂きます)

 

私は山登りの知識はありませんが、某アルピニストのお話ですとB派との事でした。

 

まずは山頂にいつまでに到達するか設定し、その為の最終アタックをいつするか。最終アタックをするチェックポイント⑤にいつまでに到達すべきか。

 

そして④には・・・の具合にスケジュールを決めていくのが定石の様です。

 

目標管理においても同様でB派の考え方で目標を設定して行きます。

 

それでは手順についてご説明します。

 

今回は「今期の目標」を設定する場合を考えてみます。

 

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目的を考える

まずやるべき事は、仕事をする上での「目的」を考えます。

これは今期、来期という時期で区切るのではなく、今の仕事をして行く中で「いつか達成したい事柄」です。

例えば家電量販店の店員さんであれば「家電製品の販売を通じて地域の人々の生活をより豊かにする」の様にです。

目的は簡単には達成出来ないけれど「最終的に到達したい点」とも言い換えられます。

 

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目標を考える

次にやるべき事は、1年後には到達したい「目標」を考えます。

(1年後を考えるまえに5年後などの中期目標を設定するのも良いですが今回は1年後を考えます)ここでポイントとなるのはひとつの視点で考えるのではなくQCDで考える事です。

Qはクオリティ「質」、Cはコスト「金」、Dはデイ「時間」です。

QCDそれぞれの目標を設定することにより、偏りがなくバランスの良い目標設定が出来ます。

もしここで煮詰まった場合には「問題の特定」をされる事をオススメします。

問題の特定とは、現状ある問題から「真の問題」を特定する事にあります。

例えば、雨の日に雨漏りで床面が水浸しになっている状況を想像してみて下さい。

そんな状況下で床面を雑巾で拭き続けてもらちがあきません。

「雨漏り」という問題の本質を何とかする事が「問題解決」への最短距離です。

(例え話ですので、バケツを置いて雨が上がるまで凌ぐという話はここでは除外します)

 

それでは具体例で見て行きます。

 

とある事務所(社員が10名位いると仮定)で電話に出る人と出ない人がいる、という問題があるとします。ここに「なぜ?」を繰り返しながら問題を「点」に絞っていきます。

 

電話に出る人と出ない人がいる

↓なぜ?

電話に出ても応対が出来ないから

↓なぜ?

業務知識(商品知識)がないから

↓なぜ?

業務知識(商品知識)を勉強する機会もなければ何から勉強すればよいかも分からないから

↓なぜ?

研修がないからor教育制度がないから

 

これはひとつの例ですが電話に出る人と出ない人がいる、という目の前の問題の「真の問題」は、どうやら「教育」という部分が問題だった様です。

「みんなで協力して電話に出ましょう」と言ってもそもそも知識がないので出ても対応出来ません。

「積極的に電話に出て慣れて行きましょう」と言う方法もあるかもしれませんが、それだけで知識を身につけるには相当時間がかかりそうです。

この例では、真の問題である「教育」をどの様にして行くか、目標に落とし込んで行く必要がありそうです。

 

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まとめ

ここまで目的、目標、手段と目標管理についてお話をして来ました。

今回、これらの事をひとまとめにしたのは「全て繋がっている」からです。

それでも一番大切なのは「目的」は何なのか?常にご自身に問いかける必要があると思います。

(私もその一人です)それが出来て初めて目標設定が出来、必要な手段の検討に入ることが出来るのです。

人は得てして目の前にある事に目が行きがちです。

しかも問題があればすぐ手段に走ってしまう傾向があります。それでも方向性があっていればまだ良いと思いますが、間違っている方向に進むだけでなく「問題の消し込み」が目的になってしまうともうどうなってしまうか見当もつきません。

まず「目的」があり、そこに到達するために達成しなければならない「目標」、そして目標達成のためにやるべき事「手段」。変化の激しい現代において、目的観を持つことは益々重要になって行きそうです。

「その仕事の目的は何ですか?」