GoPro Hero 13 vs OSMO Action 5 Pro: アクションカメラの最前線で選ぶべきは？

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目次

アクションカメラ市場は、近年進化を続ける一方で、多くの人々が「アクションカメラって本当に必要？」と疑問を抱くようになっています。

特に、スマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上し、手軽に撮影できる環境が整う中、専用のアクションカメラの購入を検討する理由は減少しているように思えるかもしれません。

しかし、そんな市場の中でも、GoPro Hero 13とOSMO Action 5 Proの2大製品が注目を集めています。

今回は、これらのアクションカメラを徹底的に比較し、それぞれの強みや弱点を明らかにしながら、どちらを選ぶべきかを見極めていきます。

アクションカメラの本質とは？

アクションカメラが一般的なカメラと異なる点は、その「特化性」です。

つまり、日常の風景や写真撮影を目的に作られているのではなく、アクションシーンを撮影するために開発されたカメラです。

その特徴を挙げると、以下の3点がポイントです。

1. 広い画角：

アクションカメラは非常に広い画角を持っており、何気なく撮影しても全体をしっかりと捉えることができます。

2. 優れた手ブレ補正：

手持ちでもバイクや車に取り付けても、安定した映像を撮影できます。

3. 高い耐久性：

落としても壊れにくい、頑丈な作りです。

これらの特徴により、スマホでは難しいアクションシーンの撮影を可能にしているのです。

しかし、これらのメリットと引き換えに、画質や暗所性能、静止画撮影の性能はスマホに劣るという側面もあります。

そのため、アクションカメラを買う際には、「自分が本当にアクション撮影を必要としているのか？」ということをしっかりと考えることが重要です。

GoPro Hero 13とOSMO Action 5 Proの比較

GoPro Hero 13：過去最高の安定性を実現

まずは、GoPro Hero 13についてです。GoProはアクションカメラ市場を切り開いてきた元祖であり、その進化を続けてきました。

特に、GoPro Hero 13では以下の点が大きく改善されています。

 動作の安定性：

これまでのモデル（特に9、10、11）では、動作が不安定でバグが多いという問題がありましたが、13ではその点が大幅に改善されました。

ダイナミックレンジの向上：

明るい場所での白飛びが減り、より鮮やかな映像が撮影できるようになりました。

ファイルサイズの縮小：

過去のモデルでは無駄に大きなファイルサイズで保存されていましたが、13では適切なサイズで保存されるため、扱いやすさが向上しました。

また、GoProならではのGoProカラーという鮮やかな色合いの設定も健在で、青空や雲の表現が特に美しく、アクションカメラならではのダイナミックな映像を楽しむことができます。

弱点：

夜間撮影には不向き

ただし、GoPro Hero 13にもいくつかの弱点があります。

その一つが、暗所性能です。

夜間の撮影では、どうしても暗部が潰れてしまい、十分な明るさを確保できません。

これに加えて、過去のバッテリーが使えないことや、マグネットマウントが別売りである点など、ユーザーにとって不便な点も残っています。

OSMO Action 5 Pro：DJIの挑戦者

次に、OSMO Action 5 Proです。こちらは、ドローンで知られるDJIが手掛けるアクションカメラで、細部にまでこだわった作りが特徴です。

特に以下の点でGoProを上回っています。

広い画角：

GoProよりも若干広い画角を持っており、より広範囲を撮影することができます。

バッテリー持ち：

GoProよりもバッテリーの持ちが良く、長時間の撮影が可能です。

熱耐性：

長時間の撮影でも、熱停止することなく撮影を続けられます。

また、内蔵ストレージが48GBも搭載されており、SDカードがなくてもある程度の撮影が可能です。

さらには、専用アプリが非常に優秀で、スマホとの連携もスムーズです。

これにより、撮影した映像をすぐにスマホで確認できるのは大きな利点です。

弱点：

映像の「眠さ」

しかし、OSMO Action 5 Proには一つ大きな欠点があります。

それは、映像のコントラストが弱く、眠い印象を与えることです。GoProのように鮮やかでメリハリのある映像とは異なり、ややフラットで物足りない印象を受けます。

このため、映像を重視するユーザーには不満が残るかもしれません。しかし、編集ソフトを使えば、この眠い映像をGoPro風に加工することが可能です。

どちらを選ぶべきか？

さて、最終的にどちらを選ぶべきかを考えると、どのような用途でアクションカメラを使いたいかがポイントになります。

1. アクション撮影がメインなら、映像の美しさと感動を求めるGoPro Hero 13が最適です。

特に、昼間の撮影で青空や雲の表現が美しく、後から見返して感動できる映像が撮れます。
2. 夜間撮影や長時間の撮影が多いなら、OSMO Action 5 Proが優れています。

バッテリーの持ちが良く、熱にも強いため、長時間の撮影でも安心です。

また、GoPro Hero 13は画質や映像の美しさで優れている一方で、OSMO Action 5 Proは多機能であり、価格もGoProより安いという魅力があります。

特に、内蔵ストレージやバッテリーの持ちなど、利便性を重視するユーザーにはOSMO Action 5 Proが合うでしょう。

結論：アクションカメラの選択は目的次第

最終的には、自分が何を撮影したいかが選択の決め手となります。

アクションシーンを鮮やかに、ダイナミックに撮りたいのであればGoPro Hero 13が最適です。

一方、映像の美しさよりも機能性やバッテリー持ちを重視する場合、OSMO Action 5 Proが良い選択肢となります。

いずれにせよ、アクションカメラの進化はまだまだ続きます。次世代のGoProやOSMO Actionシリーズがどのように進化するのか、今後も注目が必要です。