【売って売りまくるWebマーケティング基礎知識と施策】【売れるためのツールの使い方】【最強の特典:マーケティングデータと数字を操る方法】 | 新宮孟司 | Brain
今回のテーマは、円安を恐れないとあなたの生活水準は下がるだけです!です。
このことについて詳しく解説していきたいと思います。
目次
今注目するべきなのは、貿易赤字
円安になってると輸入業者が支払うコストが大きくなり、貿易赤字が拡大しています。
2021年度の貿易収支はなんと5兆3748億円の貿易赤字になり、今年の5月だけでも、2兆3846億円の赤字になっています。
これは異常なことで、日本の資産がどんどん海外に出て行っていますから、高度経済成長で稼いだ外貨がどんどん失われて行っています。
資産がなくなるとものすごく貧乏な生活をさせられて、お金持ちもいなくなり、みんな総貧乏な国になります。
今、賃金が低くて、生活に苦しい人がたくさんいるのも当たり前で、貿易収支が赤字になると多くの企業が苦しいとも言えます。
円安になると日本の賃金上昇は見込めない!
円安は大企業優遇であり、一部の職種の大企業のみ潤うことになりますが、日本の企業の90%ぐらいは中小企業であり、円安の恩恵どころかデメリットしかありません。
自分の給料が上がらないのは、企業が儲かっていないか、あるいは、企業が将来に不安があるため、内部留保を増やしているかが原因です。
政府の政策がうまく行っていないので、多くの企業は苦しくなるのです。
今、儲かっている大企業も、円安頼りで、利益を出しているなら、そのうち稼げなくなり、厳しいことになりますね。
為替レートは、90円〜110円にコントロールするのが望ましいで言われています。
今のレートは大幅にオーバーしすぎていますので、手を打たないと日本経済には良くありません。
最低賃金を上げてしまうとみんな貧乏になってしまう
今の円安の物価高に対して、最低賃金をあげるとか正気の沙汰ではありません。
多くのバイトを抱えているところはしんどくなりますね。
ますます学生や主婦などは雇いたくなくなります。
正社員の給料も減らさないと企業はやっていけません。
企業が儲けていない以上最低賃金を増やすと、シフトを削るか、人を減らすか、正社員の給料を減らすなどして、バランスを保たないと企業は潰れてしまいます。
物価高の今、価格に賃金を反映させると、一気に商品は売れなくなります。
10円、20円ぐらいでと思われるかも知れませんが、価格を少しでもあげると売れなくなります。
今の消費者は価格にものすごい敏感なので、企業もなかなか厳しい局面になっています。
円安に対して、国民がもっと政府にプレッシャーをかけて行かないと、日本はどんどん悪い方向へ行ってしまう感じがしています。