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書店店員は見抜く!アナタの仕事能力

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私の社会人デビューは、今をさかのぼること数年……ここはサラリとお願しますね。

男性よりも書籍が恋人とばかりに、現在も勤務を続ける、この大手書店でした。

 

誰ですか?

「お局さん」

そんな囁きが聞こえてきましたが、すっかり慣れっこですし、この言葉を知る平成世代は少数派ですから、声の主も私世代以上ですね?

 

私のことはさて置き、ここで早速ですが、今回みなさんにぜひご一読いただきたいテーマを、発表しておきましょう。

 

目次

 

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書店内での何気ない立ち振る舞いを見るだけで、そのお客さまの仕事振りが、面白いほどにわかるのが、書店の店員です

 

書店といえば、静かなスペースに大量の書籍が整然と並んでいて、来客それぞれ自由に歩き回り、気になる本を手に取ってパラパラ……

もちろん人それぞれの癖やルーティンこそ違いますが、基本的には『独りの時間』を『自分流で』過ごす空間でしょう。

 

仮にアナタが私の勤務中に、お客さまとして来訪くださったとしたら、

「アナタの仕事振り、寸分狂わず的中とまでは申しませんが、それなり以上に察しがつきますよ」

決して無責任かつ一方通行な投げかけではなく、これが今からお付き合いいただくお話の、最重要テーマです。

 

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訪れると迎えるでは大違い!書店店員の立ち位置と目線その他

 

いきなり質問です。

 

Q:店員さん(スタッフ)が無意識のうちに、必ず日々行い続けていることは?

 

漠然とし過ぎた感もありますが、一定期間以上の接客業経験者であれば、全員即答からの正解でしょう。

 

A:定点観察=店内および人間ウォッチング。

 

店頭デビュー直後は緊張感が勝ってしまい、とてもそんな余裕はありませんが、気づけば日課になっているのが、実は大変重要な、この作業です。

 

とりわけ書店内においては重要で、それには多くのお客さまがお気づきでない、こんな事情があります。

 

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書店とは来訪者にとって、実は大変ハードルが低い商業施設

「そんなことはないでしょ?アカデミックというか、賢そうな雰囲気が漂っているし……」

なるほどのご意見ですが、それでは解説させていただきましょう。

 

たとえば飲食店の場合、ドアを開けて入店すれば、何らかの商品をオーダーするのが、基本というか暗黙の了解です。

スーパーマーケットの食料品売り場であれば、いわゆる冷やかしだけで退店しても、何のお咎めもありませんが、万引きGメンの鋭い視線が光っています。

それに目的もなく数時間ウロウロする人は、ごく少数派に違いありません。

 

対して私が勤務する、全国的にも広大な売り場面積を有する書店の場合、長時間延々立ち読みすべく、足繁く通っている来訪者が数え切れません。

 

開店時間と同時に、エントランスのスタッフのお辞儀に迎えられて入店したかと思えば、閉店時間を告げる蛍の光の旋律とともに帰っていく人が、めずらしくありません。

もちろん途中、食事その他の目的で、幾度か入退店されているかと思われますが、

「ねえねえ、あのお客さん、もう何年も皆勤賞同然だけど、レジで決済する姿、誰も見たことないよね?」

即座に何人ものお姿が浮かびます。

 

そしてポイントがこれ。

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書店側にとって、これは迷惑行為でもなければ、困った来訪者でもない

他のお客様にご迷惑とならず、店内のルールを守り、商品である書籍を延々と吟味する行為は、来訪者全員にとって、当然の権利です。

だからこそ私たち店員が、こうした人たちを含むすべての来訪者の、この部分を注視せざるを得ないのです。

 

商品である書籍を、汚したり、折り曲げたり、破るなど、傷をつけないかどうか

 

飲食禁止は暗黙のルールですが、明示してもドリンクやお菓子片手のお客さまが、残念ながら散見されます。

また平積みの商品の上に、雨水で濡れた自身のバッグや、時に買い物した生鮮食料品の入ったビニール袋を平気で置くなど、残念な行為も止まりません。

手に取った商品を本棚に戻す際も、全く別の狭過ぎる隙間に、強引に捻じ込む人も見られます。

 

書店ではこうして、悲しい傷物となってしまう冊数が、正直半端ではありません。

これらはすべて、書店すなわち私たちの勤務先にとって無意味な出費となり、経営に少なからず影響を及ぼしています。

 

ひと言で申すなら、非常識、もしくはそれに準じる行為。

「本屋ごときだから構わない。山ほどある中のたった1冊だし、自分だけじゃないし」

駐輪禁止ゾーンに、自分の1台くらいなら構わないだろうと、平然と自転車を置いていく人と、根っこは同じです。

 

こうした残念な、本当であれば『お客さま』などと呼びたくない人種に対しては、当然マイナスの先入観が否めません。

ですがそれを精一杯横に置き、冷静に1人の見知らぬ人として観察してみても、

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仕事(=自身に与えられた責務)をきちんとこなせる人とは映らない

飲食店のように、食べる仕草が極端に汚い、大声で騒ぐなどの愚行は、書店では基本、考えられません。

テーマパークのように、待ち列の順番を守らない、係員の指示に従わないなどの迷惑行為に及ぶケースも、これに順じます。

 

書店とは、1人で訪れる比率が高く→黙って商品を物色して→欲しければ買って/要らなければそのまま帰る、誰もが出入り自由の、静かな商業施設

 

書店はその人の本当の姿が、本人も気づかぬうちに、鮮やかすぎるほどに露呈する空間であり、私たち店員一同が、それぞれの証人なのです。

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仕事ができるに違いない人の共通点とは

前半のお話が、大きく膨らんでしまいました。

生番組でフロアディレクターが、顔面蒼白で『巻き』のサインを出している状態です。

それでは一気に結論すなわち、老若男女を問わず、仕事をきちんとこなせるであろう人に見られる、代表的な共通点を2つ、簡潔にご紹介しましょう。

 

立ち読みの際のポジション取りが、無意識のうちに絶妙

大半のお客さまは、お目当ての書物を取り出した、その場所に仁王立ちです。

自身が立ち止まり続ければ、狭い背中側の通路の往来の邪魔になることなど、我関せず。

さらには足下に大きな手荷物を、本棚側や自身の身体に寄せるでもなく、無造作に置き散らかし、自身の専有面積をさらに広げる人も見られます。

こうした人の商品の戻し方は、思わず「本が悲鳴を上げている!?」と、こちらの胸が痛むほど無神経であることが多く、ストレスの蓄積が止まりません。

 

対して少数派ながら、他の来客の往来や商品のピックアップの邪魔にならぬよう、離れ過ぎない範囲の少し広い場所に、立ち位置を移す人が見られます。

ある程度の大きさの自分の荷物は、両足の間に挟み込み、極力通路に飛び出さぬよう、在庫保管用の足下の引き出しギリギリまで押し込んでいます。

もちろん確かめた商品は元の場所へ、傷をつけぬよう、やさしく慎重に戻されます。

 

スマホは手に持たず、店内空間全体を自然体で楽しんでいる

 

スマホ歩きにスマホ運転と同じく、スマホ本屋の人もまた、増加の一途を辿っているようです。

先にお話しの通り、スマホ本屋のお客さまをロックオンから観察していると、

「今のお客さま、入店から閉店まで、ひたすらスマホを睨み続けるばかりで、本棚には終ぞ視線を向けなかったような?」

さすがはスマホ歩きの達人、エスカレーターで転びかけたり、高い本棚に特攻するようなこともなく、ただ万歩計の数字を増やすだけで、帰路に着かれています。

さらには両耳にイヤホンとなると、何の目的でご来店くださっているのやら、正直興味もありませんが、不思議でなりませんね。

 

対して店内でスマホを取り出すのは、お目当ての書籍のデータを確認する際限定のお客さまは、一挙一動がスマートです。

なにより両手が基本自由ですから、書籍を大切に両手で開くことができます……本来これが普通の動作ですが、商品の片手開きが目立つ昨今、素敵だと映ります。

ご決済の際も、スマホから意識を外せず、後ろで待つ他の来客をイラつかせることもなく、常に一手ならぬ半手先の動きで、流れるように決済完了から商品を受け取り、

「どうもありがとう」

控え目な笑顔と小さな会釈ひとつが届けば、レジ担当者だけでなく、少し離れたところから眺めていた私たちまでも、瞬時に心をグリップされてしまいます。

 

ここまでを通じ、十分にお察しいただけたかと思います。

 

書店内における来客の一挙一動、そのさり気ない心遣いや手際の良さは、その人の仕事の効率と質の高さと、見事に比例しているはずです

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いかがでしょうか?

「計画も段取りも内容もバッチリだと、上司からお墨付きなのに、俺のプレゼン、またしても不採用だったぞ…‥」

「入社試験の成績はトップで、上司からの評価も上々なのに、どうしてプロジェクトのリーダーに選んでもらえないのかしら?」

「こんなにも情熱を持って指導しているのに、慕われていないどころか、煙たがられているような……」

 

仕事とは日々、自問自答の繰り返しが不可欠です。

そして同時に、大切なことを見落としていることを誰も教えてくれない、チームプレイでありつつ、個すなわち一個人としての『反省→改善→成長』が望まれます。

誰も自身の要改善点を指摘してくれず、自身でも気づかないままでは、状況と立場双方の悪化が避けられません。

だからこそ小さな勇気を出して、自身の反面教師と対峙する作業が必要です。

 

そうです!

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書店に足を運び、しばしの人間ウォッチング

この記事を通じてお伝えしたことを、しっかりと頭に置いた状態で、ぜひ実践してみてください。

数百冊の自己啓発本の読破よりも、遥かに役立つに違いない発見の連続が、アナタを待っています。

それらを零さぬように、心の両腕一杯でしっかりと抱きとめられるよう、心のスマホ歩きもNGですよ!