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数ヵ月前まで続いたであろう、連日の会社訪問で馴染んだはずの、目の前の彼らの服装が、この諺(ことわざ)を教えているかのようです。
継続は力なり。
成人式以来ご無沙汰未満のスーツ姿、完全に洋服に”着られて”いたかと思えば、その後のリクルート活動を通じ、それなりに着こなせていたはずなのに。
朝の上り方面プラットホーム、都心部に向かう電車を待つ数名の若者の姿は、初々しくもやはり、まだ学生そのものです。
失礼は許されぬと気を張っていた就活時代よりも、子ども帰りした感すら否めず、当の本人たちと言えば、そんなことなど露知らず。
会話の内容も、話す口調も、身振り手振りなどの身のこなしも、そして過剰と思えるほど、小刻みに生じる集団騒擾(そうじょう)手前も。
時は4月第1週の平日朝、この日は夕刻から雨予報も、折り畳みの傘を携えているふうでもなく。
緊張が隠せぬ実社会デビュー当日もしくは直後の若者たちに、かつての自身が重なり、恥ずかしいやら苦笑いやら、今が少しだけ誇らしいやら?
今回は新年度の訪れを数えるたびに、こうした光景を確かめること複数回のアナタに、すこしだけほっこりいただけるであろう、あくまでビジネスのお話です。
目次
世代すなわち時代背景を見過ごすべからず
新人時代を卒業した平成世代であれば、1人1台携帯電話(スマホ)が当たり前で、それはビジネスシーンにおいても同じでしょう。
会話を慎むべき電車内や、赤信号で一時停止中の運転席で、
「申し訳ございません。到着が少し遅れます。実はダイヤが乱れ(=交通事故による車線規制)で……」
日常的に乱発以上の嘘の言い訳、いつしか練り上げられてしまったその口調が、あまりに流暢(りゅうちょう)過ぎて、
「こりゃ喋ればそれだけ、相手にバレバレの自爆行為だな」
失笑手前となった回数、筆者はベテラン級です。
たったここまでだけでも、この記事を読んだ価値、十分でしょ?
そんな嘘も方便が日常化している若い世代が謝っている相手の世代は、携帯(スマホ)未所有の状態で、若き時代すなわち下っ端修行期間を経験しています。
自らに非がなくとも、次の約束の時間に遅れれば、それは自身の責任です。
近くに公衆電話でもあればまだしも、次の停車駅まで所要時間数十分の急行電車で移動中であれば、電話そのものが見当たりません。
一旦下車から駅構内で電話を探そうものなら、さらに到着時刻は遅くなってしまいます。
息を切らせて到着から、まずは謝罪。
そこからお怒りの相手の感情を落ち着かせ、その上で商談(折衝)に入らねばなりません。
「人身事故で電車が動かなかったの?そりゃ大変でしたね」
駆けつけたアナタに先様から、このような労(ねぎら)いの言葉が頂戴できる展開など、基本あり得ません。
年配の上司先輩たちは、このような環境のもとで日々失敗を重ね、叩き上げで今日のポストを掴み取っています。
さらに乱暴な表現になりますが、少しでも我が意に沿わなければ、
「〇〇ハラスメントだ!」
世の中の風潮を幸いにと、被害者を気取るかのように、なんでもかんでもトラブルとしてしまう傾向に苦言を呈する声にも、私たちは耳を傾けるべきでしょう。
人生そして実社会の先輩として、後輩が悪意無く間違いを犯せば、それを是正するのは当然の対応であり、義務であるのが会社組織です。
しかしながら、昨今はこうした行為によって、自らが加害者となってしまうリスクを、
上の立場の人たちは、過剰に恐れざるを得ません。
「今このことを注意してあげなければ、将来彼(彼女)が自ら窮地に歩を進めてしまう……だけど、それをすれば我が身が危うい世の中だから……」
見過ごせば上司としての指導責任その他を問われ、注意すれば自らが〇〇ハラの首謀者だと揶揄(やゆ)されかねません。
だからと赤の他人のアナタがいきなり、彼らに声をかけることはできません。
「電車で突然見知らぬ会社員風の男に絡まれました!」
躊躇(ちゅうちょ)なく設置されている緊急通報ボタンを押されようものなら、その先は地獄行きノンストップ特急です。
学生気分もしくはそれ以上のハイテンションで、ホームに到着から開いた乗降ドアを塞いだまま、視線はスマホにイヤホン装着の、大声の雑談が止まりません。
まもなく到着する勤務先を目指す緊張感を誤魔化すことで、おそらく一杯一杯であろうことも、アナタだからこそ察せられることでしょう。
「明日も明後日も、同じような光景との遭遇が続くんだろうな……」
毎年4月第一週の通勤ルートは、どこもかしこも普段より少しだけ、心躍るがゆえに散らかっているようですね。
わずか数日後の普段通りの風景
人間の適応能力は侮(あなど)れないことを、毎年確かめるのもまた、4月の通勤路ならではの年中行事?
「こいつら、数日前のあの連中だよな?」
完全にスーツに“着られていた感”は一体どこへやら、しっかりとまでは行かずも、自分なりに着こなしていて、不自然さは消えています。
群れていた顔触れとも適度な距離を置き、単独行動できています。
ホームに滑り込んだ電車のドアが開いても、まずは降車客にキチンとルートを譲り、順序良く乗り込んでもドア付近で立ち止まらず、車両の奥へと。
携帯片手の立ち姿は一緒でも、イヤホンから過剰に音楽が漏れ聞こえることもありません。
そして何より、わずか数日間で、すっかり社会人の顔に。
時は4月第2週目、大きなランドセルを背負うというより覆いかぶさられたかのような、小柄な電車通学の小学1年生の姿も。
心配そうにホームから我が子を見つめる、見送りの母親の姿を確かめると、視線をスマホから時折外しては、小さな同乗客を見守っています。
「当時の自分は正直、あそこまでの余裕はなかったな……こりゃ俺の負けかもな」
見守られるだけの小さな姿+それを見守る若者の姿+それらを確かめ、若き日の自身に苦笑いの姿。
この時期の朝の通勤通学電車内は、小さくて愛おしいドラマの宝庫です。
中高生の新学期も始まり、いつも通りの新たな今年度の光景が、ここから当たり前のように続いていきます。
誰もが主人公かつ、それぞれがサブキャラ
混雑路線でのすし詰め移動は大変ですが、アナタは重要なキャストの1人です。
そんなアナタのことを、
「素敵なスーツ姿のあの人」
手元のスマホを覗くポーズを演じつつ、乗り合わせた同級生の語りかけなど上の空で、少し離れたところから、じっと眺め続けている女子高生の姿が……
妄想は自由ですが、ご自身の顔相には、くれぐれもお気をつけください。
満員電車内のニチャニチャ顔は、さまざまなリスクが否めません。
弥生3月を見送った直後に一変した、アナタの通勤ルートの光景と雰囲気が、気づけばいつも通りに戻っているから、これまた不思議です。
4月も第3週を迎える頃には、会社の規模にもよるでしょうが、自社の新入社員とも、それなりに打ち解けられていることでしょう。
本州の東海道沿線であれば、ちょうどこの時期が、桜の散り初めと重なるかと?
地域差こそあるでしょうが、葉桜がピンク色に取って代わる頃には、新人たちの佇まいから、学生の匂いが消え去っています。
そんな彼らはまだまだ研修期間といえども、これから一緒に所属先企業を支える同志であり、ライバルです。
「こりゃうかうかしていると、出世レースでゴボウ抜きされかねないゾ!?」
冗談ではない危機感であり、それが素直に楽しみでもある自身の度量に、戸惑いと嬉しさと誇りを感じられたなら、アナタは頼れる先輩です。
そんな上手に説明できない感情を覚えられるのも、会社勤めという生き方を選んだ、アナタの特権です。
次のこの季節も、素直に心優しくなれるこの光景と、この通勤路で出会えますように。